マイクロSDカード、オーサリングツール、マイクロSDカード量産書込み機、また互換性リストを含む技術サポートまでの一貫したサービスを提供します。
■背景
マイクロSDカードは、DVDやブルーレイディスクに次ぐ携帯端末向けパッケージメディア(記録媒体)と期待されていましたが、市場価格の乱高下、著作権保護に対応した全自動書込み機の不在などの理由により、これまで大きな市場認知の獲得には至りませんでした。ビデオコンテンツが全ての携帯キャリアに共通に利用できるワンセグ録画機能付き携帯端末の近年の普及により、これまで以上にマイクロSDカードのパッケージメディア化への期待が高まっています。
■Chorma SG3280について
このような状況の中、ソリッドギアは、著作権保護機能(CPRM)に対応したマイクロSDカード用全自動量産書込み機(Chroma SG3280)をChroma ATE社(Chairman&CEO:Leo Huang、台湾)と共同開発しました。それに合わせて160機種(2009年9月時点)を超える携帯端末との互換性が確認されたワンセグビデオ用オーサリングツールを開発し、ワンセグビデオコンテンツカードの量産化技術を完成しました(参照: http://www.atpress.ne.jp/releases/12417/1_1.jpg )。このオーサリングツールは、文字データ(BML)にも対応しており、BML対応の携帯端末では、ワンセグビデオを再生しながら携帯サイトへの誘導などネットワークアクセスも可能になります。マイクロSDカードは、東芝製マイクロSDカードを基にソリッドギアで独自の検査と加工を施し、有料コンテンツのパッケージメディアとしての必要条件である安定品質、安定価格、そして安定供給が可能になりました。
マイクロSDカード用全自動量産書込み機Chroma SG3280(参照: http://www.atpress.ne.jp/releases/12417/2_2.jpg )は、電気的テスタ、測定機器大手Chroma ATEの自動測定機の技術とソリッドギアのメモリーカード技術から生まれました。マイクロSDカードを、その製造工場で使用される産業用トレイ(JEDEC準拠)から移しかえることなく、一回あたり1トレイ分120枚のデータを高速で書き込むことができます。さらにソリッドギアが開発した専用ボードは、120枚のマイクロSDカードに独立してデータを書き込むことを可能にしました。
http://media.yucasee.jp/r/detail/5354